ホラーとメタな笑い『彼岸島』感想

今回は彼岸島というある意味では伝説というべき漫画を紹介するよ~!!
続編はまだ連載中なんだけど、「え?」みたいな展開だったり、「なんだこれ・・・」ってなる作画だったり、ツッコミどころが多すぎて笑える漫画なんだ。
ストーリーの始まりは、彼岸島という吸血鬼がたくさんいる島に乗り込んで行方不明の兄を救いだすっていうもの。彼岸島には全ての元凶であるラスボス雅がいて、主人公の明は雅を倒して吸血鬼を滅ぼすのが目的。
ホラーサバイバルアクション漫画として、何回もドラマや映画化もされているマイナーでありながら人気作品なんだよー。
吸血鬼が進化する邪鬼っていうのが本当に強くて、主人公と兄、そして師匠が協力して立ち向かったり、少年漫画要素も強くて普通におもしろい漫画ではあるかな!

ただ、本当に「え?」みたいなのが多くてメタ的なおもしろさに持ってかれちゃうんだよね~。挙げていくだけで切りがないんだけど、幾つか紹介するよ!
まずね、この漫画では丸太がめちゃくちゃ強い。本当に強い。たびたび主人公たちが丸太を持って「いくぞ!」という立ち絵が登場する。まさか吸血鬼に丸太で立ち向かうなんて吸血鬼たちも思っていないだろうね・・・。
あと、彼岸島がめちゃくちゃ広い!ただの離島なのに本州並みに広くて色々ありすぎる。良い言い方をすれば設定が柔軟なのかな?
人間と同じくらいだった吸血鬼が二倍くらいで描かれているコマがあったり、剣の切っ先が鏡に跳ね返って膝に刺さったり、作者は真面目に描いているんだけど、さすがの梶原吉広も笑ってしまう。あと展開も一味違う。昔の仲間だったりヒロインが平気で吸血鬼になったりするし、ラスボスが屋根で滑ってやられかけたり・・・。
予想できなさすぎておもしろいのが彼岸島だね!普通の漫画に飽きた人におススメかな~!